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縄酔いの宴

赤い唇で誘う

今日は女子向け女子トークでございます。

テーマは

 

赤い唇。

 

景気がよくなると赤い口紅が流行ると言います。真偽は定かではありませんが、

なんとなく関係性はあるような気がする。

時代がアゲアゲになると、女も色めき立つ。バブル時代は、赤が流行りました。

赤は、誘惑の色。

気持ちいい思いがしたいから、色仕掛けでもしてみようか。男をたぶらかしてみようか。

そんな、浮かれた気分になるようですね。

時代の高揚が、女をその気にさせる。

女が発情して、男をそそのかす。

赤い口紅は、大人の女の象徴。

ただし、すべての人に似合うとは限らない。

 

私も浮かれた女の一人です。

赤い口紅が好き。

というより、

唇を赤く染めるのが好き。

赤がしっくり似合うようになったのは、二十代後半でした。

やはり、赤というはっきりとした色は、潔さと覚悟がいる。

顔に責任感が表れないと、赤の主張の強さに負けてしまう。唇が悪目立ちしてしまう。ように思う。

赤は差し色なので、おしゃれに取り入れるのは難しい色ですね。

人によって、似合う赤の色味が微妙に違うし。

 

私の赤い唇には、歴史があります。

 

シャネルのリップスティックは、一つの憧れでした。

大人になったら、シャネルの赤が似合う女性になりたい…と意気込んでつけていたのですが、どうも輸入物は、べったりとする。匂いもキツイ。

厚ぼったくなるというか、べたっと重い。いかにも玄人の女性然とする。クラシックと言えば聞こえはいいのですが、古臭いイメージに仕上がる。

その作為的な感じが嫌になり、

赤い色付きリップクリームをつけるようになりました。より自然さを求めたのです。

ドラッグストアで売っている安売りのリップクリームです。

普段はそれで充分なのですが、

SM活動をする上で、もうワンランク上のキリッとした顔になりたい!笑

 

赤と言ってもいろいろな赤がありまして、以来工夫を凝らすようになり、様々なニュアンスの色や質感のリップを重ね付けするようになりました。

 

赤い唇は、日常を覆い隠す仮面のようなものです。非日常の自分へ変身を遂げる、呪文を自分にかけているような。

 

 

戦後のように貧しい時代は、化粧品など贅沢品で、到底手に入らない。

女性は、血で化粧を施したと言います。

指を切り、滲んだ血で唇を染め、頬に赤みを添える。

女の美への執念と言いますか…

切なく悲しくも、健気で愛おしくなるような女心のお話。

 

赤は女に華やぎをもたらす。

艶やかさセクシーさとともに、どこか毅然とした強さを感じさせます。

赤の力を借りたくて、

縛られるときも、赤い色で唇を彩ります。ただ、ちょっと問題。

口に縄や手ぬぐいなどを咥えると、すぐ色が落ちてしまう。それが嫌で、落ちにくさを主眼としたリップ選びをするようになりました。

あまりにも主張をしすぎるのは、ゴテゴテすぎて可愛げがない。

気合いが見えすいて、興ざめです。

舞台化粧じゃあるまいし。

化粧が落ちた汗だくの顔は事の激しさを思わせ、淫らでよいのですが、

汚い落ち方をしてしまうのもみっともないから、気を使います。

唇に限らず、目元のパンダ目も気になりますね。プレイで号泣したとしても、マスカラアイラインがボロボロ落ちた泣き顔は、ちょっと引かれてしまいます。

女って大変。

 

試行錯誤しながら、

次第に技を磨いていくわけですが。

今はリップティントというものがあります。染料が含まれたジェル状のパックを唇に塗る。数分待って剥がすと、唇が染まっている。落ちにくく、自然な色が付く。

それだけじゃ艶感が足りないので、赤いグロスを重ね付けする。

仕上げに、黒のグロスを、下唇の中央にちょこんと重ねる。そうすると、色に深みが出るのです。

これでバッチリ、SM顔!

 

 

種明かしをしてしまいました。

私の唇を見てください。

ただし、こっそりね。

 

それは今の一過性のマイブームで、

またしばらくしたらアイテムなり化粧法が変わるでしょう。

定期的に顔も着替えたい。

と思ってます。気分転換になりますから。

 

女は一生をかけて、

自分に似合う赤を探している。

そんなところがあります。

 

道具に頼る時点で、私も底が知れています。

 

縛られると、自然に赤く色づくの。

 

くらい、言えるようになりたい。

カッコいい!

そんなモデルになりたい。

 

だが、それはなんらかの病気だ!

 

救急車呼んでね。

間違っても霊柩車は呼ばないように。

 

 

レッドセンセーション!

 

 

今年の紅葉は、いつ見頃でしょう。

 

ナナより