縄酔いの宴

劣情の先に

縛り手は大体の場合、劣情が動機になっているのだと思います。

縄をアートや自己表現と結びつけて考えている方も多いので、

一概には言えないのですが。

多くの目的は劣情であって、

つまりは純粋にエロです。

 

ただ、縛りが高まってしまうと、単なる性的な交わりというよりも、

強烈な結びつきというものが脳内に刷り込まれてしまうようです。

 

特に受け手が縄に入るタイプであり、

縛り手も縛りの空気に入れる感性を持つ場合、

時にその縛りには危うさが伴うように思います。

成り立った縛りには、磁場というか、霊場のようなものが、発生します。

互いに強く引き合う力が生まれます。

 

縛り手は自分が丸ごと受け入れられたかのごとく、思う。

受け手は愛情のようなものを感じる。

多くはそれが、確かな人間関係の上に、努力して築いたものではありません。

 

だいたい女なんてものは、なんでも愛だと勘違いする。

男は自分の感情が何なのかを理解しないでいる。

愛情があるのか、ただの情なのか、

性欲なのか、

区別もつけられない。

ただ強い執着心に付きまとわれるのです。

なぜ惹かれるのか?

 冷静に考えられればいいのですが…

もちろん、本当に相性のよい関係もあるでしょうから。

 

劣情で縛ったとしても、相手に引き込まれて、独占欲が生まれる。嫉妬をする。

すると、憎しみが生まれる。

自分の思い込みだと理解するのが苦しく、裏切られたように思うのです。

 挙げ句の果てには、

 ストーカー騒ぎになる。

男も女も、似たように思いつめる。

そういういざこざが、かなり多いようですね。

お互い同じテンションで思いあってるなら問題はないでしょうが、なかなかそうもいかない。

一方通行も多い。

 

難しいですね。

 

程度はあれど、

縛りのパートナーには皆、

愛しさという気持ちはもっていると思う。それがどういう意味での愛情なのかは別として、ある種の愛しさは必ずもっていると思います。

うまくいっていればの話ですが…

 

信頼関係とは本来、

急激に出来上がるものではなく、

積み重ねていくもの。

会話や行動などのコミュニケーションを通して、少しずつ確かめあうもの。

長い時間をかけて、

 ようやく構築されるものです。

一筋縄ではいかない。

デリケートなんですね。

 

 

今なんて、男女の恋愛自体が困難になっていますから。

信頼関係ってなんだろう、

本当の相性ってなんだろうって、

考えたところで、

 砂上の城のごとし。

 

それでも求めていきたいですね。

 

 

 

そういえば、結婚も

一種の縛りですよね。

 

 

真面目なMより