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縄酔いの宴

緊縛の危険性

これから緊縛の魅力を、私なりの言葉でお伝えしていこうと思うのですが。

ぜひ!やってみて!

すごいから。気持ちいいから。

世界が変わるから!

と、前のめりにオススメする気にはなれません。

もちろん向き不向きがあり、ハマらない人にはただの苦痛。

言うなれば縄というギシギシするもので、強く拘束されるだけの行為なので、

その必然性が分からないという人が大多数なのでしょう。

ただ、私が前もって言いたいのは、

適性以前の問題です。

いわゆる、事故。

怪我をするからです。

縄は殺傷能力の高い凶器です。

分かりやすく言えば、縄で首をくくれば、人は死にます。

そんな道具で繊細な人体をギチギチに縛る、そして場合に寄っては吊る。

この上なく危険な行為です。

縄師は技術職。

皆、たゆまぬ研鑽を経て、上手くなっていきます。今では講習会もあちこちで行われていますので、昔に比べたら敷居が低くなったようです。

それだけ安易に考える人が、増えたということ。

間違った縄をかければ、人体は壊れます。最悪の場合、命にも関わります。

その危険性を十分承知しなくてはなりません。

 

よくある怪我が、橈骨神経麻痺。

腕にある神経が圧迫されることによって、手が麻痺をして、使えなくなるのです。

酷いと全く動かなくなる。

幽霊のような垂れ手になる。

それは治らない怪我ではなく、次第に神経の傷が回復して、動くようになるようです。しかし症状が酷いと数ヶ月、数年の長期間、不自由になる人もいます。

怖い話ですが、割と簡単に起こりうる事故です。そのため、腕に負担がかからない縛りが、研究されています。

 

無理なポーズをとらされたせいで、関節が脱臼したり、腱が断裂したり、骨が折れたり…心臓に負担がかかって、呼吸が止まることもあります。

軽症では、肌を圧迫した縄跡がついたり、内出血を起こして痣ができたり、縄が擦れて傷になったり、辛い腰痛筋肉痛になったり、血流が悪くなるので、貧血で倒れたり、過呼吸になったり…

いくらでも、危ないことはあります。

プロの緊縛師でも、事故はゼロではありません。

緊縛とは元々拷問手段であったので、

縛り方によってはかなりの苦痛も伴います。

痛いし、苦しい…

 

じゃあなんでやるの?

と疑問に思うでしょう。

好きだから、としかいいようがありません。

なぜ好きなのか、と問われたら…

一言では言い表せません。

それだけ緊縛の世界は奥が深い。

まだ私も、入り口にいます。

 

次回は、緊縛の危険性、

精神面について、触れていこうと思います。